カテゴリ
  1. トップ
  2. 書籍
  3. 全日本女子プロレス「ヒール極悪女王」流血伝説
商品詳細画像

全日本女子プロレス「ヒール極悪女王」流血伝説

双葉社スーパームック シリーズ逆説のプロレス vol.24
著作者
メーカー名/出版社名
双葉社
出版年月
2024年8月
ISBNコード
978-4-575-45973-9
(4-575-45973-9)
頁数・縦
127P 26cm
分類
趣味/格闘技 /プロレス
出荷の目安
5~10営業日前後で発送いたします。
お受け取りいただける日はお届けする国・量・時期により多少前後します。

価格¥1,500

出版社の商品紹介

出版社からのコメント

1985年8月28日、大阪城ホールには少女たちの悲鳴が響き渡っていた。全日本女子プロレスのヒールレスラー・ダンプ松本が、宿敵「クラッシュ・ギャルズ」の長与千種と相対した「敗者髪切りデスマッチ」。壮絶な流血戦の末、ダンプが勝利を奪い取った。試合後のリング。髪切りを阻止しようとするライオネス飛鳥らベビーの選手と「極悪同盟」の面々が激しくぶつかり合う。その混乱の中心で、椅子に押さえつけられるように座る千種の髪にバリカンが入る。無残に切り落とされる、つややかな黒髪。大型ビジョンに坊主姿が映し出されると、悲鳴は絶叫となり、やがて嗚咽へと変わっていった――。それは、「極悪女王」誕生の瞬間だった。若手時代、落ちこぼれだった松本香は、ダンプ松本としてヒールの道に進み、気づけば日本中の憎しみを一身に集めるレスラーになっていた。事務所にはカミソリ入りの呪詛に満ちた手紙が大量に届き、会場では石を投げつけられた。そんな周囲の憎悪をあざわらうように、竹刀を手にしたダンプは、クラッシュ相手に悪事の限りを尽くした。その抗争劇は全国各地で多くの少女たちの感情を揺さぶり、熱狂を沸き起こした。悪名は無名に勝る。リングで憎まれれば憎まれるほど、ダンプにはさまざまなメディアからオファーが殺到した。バラエティ番組、人気ドラマ、CM、雑誌……。ダンプ松本というレスラーは、いつしかプロレスの枠組みを超えた存在となった。1988年2月22日、大田区体育館で引退試合、同28日、地元の熊谷市体育館で引退興行を行い、ダンプはリングを去った。それは、唐突な引退だった。芸能活動で稼ぎまくったギャランティの取り分を巡り、会社への不信感が頂点に達した結果だった。熊谷での最後の試合後、ダンプはマイクを握った。「クラッシュファンの皆様、いままでチーちゃんやトンちゃんをイジめてきてごめん」その言葉に、会場に詰め掛けた少女たちは涙した。チーちゃんこと長与千種。トンちゃんことライオネス飛鳥。2人とダンプ松本は、かつて「花の55年組」と呼ばれた同期だった。本気で殴り合い、蹴り合い、憎しみ合ったライバルたちが、この瞬間、苦楽を共にした55年組へと戻っていった――。

  • ※商品代の他に送料がかかります。
    送料は商品代・送付先によって変わります。詳しくは書籍の料金についてのご案内をご確認ください。
  • ※現時点でお取り扱いがない場合でも、今後購入可能となる場合がございます。
  • ※送付先を追加・変更される場合はご購入前にマイページよりご登録をお願いいたします。
  • ※商品は予告なく取り扱い中止となる場合がございます。
  • ※ご注文商品が在庫切れなどの際はキャンセルのご連絡をさせていただく場合がございます。
common-popup-caution

common-popup-caution